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<  2012年 01月   >

  • アラン模様のベスト
    [ 2012-01-09 20:08 ]
  • 2011年の読了本
    [ 2012-01-04 14:30 ]
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  • a happy new year 2012
    [ 2012-01-01 20:17 ]

『マッピー』用ボーダー

アラン模様のベスト



年末年始にこつこつ編みました。
棒編みは久しぶりでしたので感覚を取り戻すまではちょっと苦労しました。
編み目がボロボロになってしまい何度もほどいては編みなおす。

がんばりました。

by twinklelittlebat | 2012-01-09 20:08 | handmade | Trackback | Comments(4)

『マッピー』用ボーダー

2011年の読了本

読書メーターさんがまとめてくれたので転記します。
たった80冊です。
年々ペースが落ちてるような。
残りの人生は短くなっていくばかり。
もっといっぱいの本を読みたい。
だから主旨変えします。
今まではどんな本でも読了することを心掛けてきましたが、つまらん!と思ったらとっとと放ることにします。
だって重要な本を読めずに死んでしまうという確率を少しでも下げたいですものね。

昨年いちばんの出会いは伊藤計劃でした。
『ハーモニー』『虐殺器官』とすげー!を心の中で連呼しうなりながら貪り読みました。
しかしなんということ。
この小説家は既に他界していたのです。
苦しい闘病生活の中この2つの長編小説を書き上げ残してくれたことに感謝です。

北杜夫の逝去もショックでした。
中学の頃大好きだった楡家のみんなに再会したくて読み返しました。
楡家の人々の逞しさ人間らしさ、読み進むにつれ哀悼の気持ちもぶっとんでしまうほど物語に夢中になっておりました。
それって失礼なことですか?

本には魂が宿り生き続けます。
ほんとうに素晴らしいです。


shinの2011年に読んだ本まとめ
読んだ本の数:80冊
読んだページ数:26169ページ

■灯台守の話 (白水Uブックス175)
まんまだけど灯台の光のような物語。岬に凛と佇むその姿はとても孤独、なのに夜の闇(それはダーク?)に指し示す光の筋(それはシルバー?)に希望を感じずにいられない。波の音と潮風とやさしい灯火とがしんしんと五感に響いてくる。とても深く美しい。
読了日:12月27日 著者:ジャネット ウィンターソン

■シェリ (岩波文庫)
ラストの一文が見事。それは美しくおぞましく、残酷で悲哀に満ちた情愛。ベル・エポックの華やかな時代、元高級娼婦と親子ほども年の違う若者との恋愛という設定が逆に繊細で無垢な魂を際立てます。甘くまとわりつく倦怠感、贅沢で豪奢な美意識にもうっとりです。
読了日:12月21日 著者:コレット

■自負と偏見 (新潮文庫)
最初はだらだらとなかなかページを捲る手が進まなかったのにいつのまにか夢中になって読みふけっておりました。特に大きな展開や激動があるわけでもなく日常の些事の綴りであるのになんなんでしょうこの魅力は。登場人物の心理変化やかけひき、機智に富んだセリフなどがユーモラスに活き活きときらめいています。とても上質で英国的な小説といえましょう。
読了日:12月19日 著者:J. オースティン

■水晶萬年筆 (中公文庫)
いわゆる煤けた東京の下町を舞台とした短編集。全6篇の6つの街それぞれが仄かな光の屈折により現れた蜃気楼みたいでこれは儚いメルヒェンだ。まぁその狙いのあざとさが見え隠れするにせよ、束の間都市の裏通りの異次元を彷徨うのはとても心地よいこと。
読了日:12月16日 著者:吉田 篤弘

■ブエノスアイレス食堂 (エクス・リブリス)
激動の歴史もイデオロギーも悲劇もパラノイアも過激な事柄が淡々とした移ろいだから、絶品料理の細かい描写と最初と最後のおぞましく猟奇的な情景がいっそう際立つ。どんな渦中にいようとなぜかしら醒めた目をした人々が悲しい。
読了日:12月12日 著者:カルロス バルマセーダ

■ねにもつタイプ (ちくま文庫)
読了日:12月11日 著者:岸本 佐知子

■楡家の人びと 第3部 (新潮文庫 き 4-59)
【再読】すごく面白かった。あたかも自分も楡家の一員で大正から昭和の戦後を生き抜いた気分です。大震災と大火災、戦争に翻弄された一族の崩壊物語でもあるのに、ちょっと狡賢くて逞しく凛とした登場人物たちと北氏のユーモアある筆致が相俟ってとても清々しい。なんて愛おしい楡家の人びとよ。
読了日:12月07日 著者:北 杜夫

■楡家の人びと 第2部 (新潮文庫 き 4-58)
読了日:12月04日 著者:北 杜夫

■楡家の人びと 第1部 (新潮文庫 き 4-57)
読了日:11月30日 著者:北 杜夫

■恋する原発
エログロ糞まみれで原発ヤベーでしょw しかし私は高橋源一郎の覚悟に快哉を叫ばずにいられない! 言論ファシズムへの宣戦布告だな、これ。なんかもう関すること違和感だらけだったからこれ読んでスッキリしたわ。爽快。
読了日:11月29日 著者:高橋 源一郎

■鳥はいまどこを飛ぶか (山野浩一傑作選Ⅰ) (創元SF文庫)
かっこいい!読んでる最中のだんだん恐怖の臨場感てったら! 自分が消えてなくなってしまうかも?元から存在してないのかも? 世界観は全くもってシュールで果てなき迷宮を彷徨い実存を脅かす。 特に「首狩り」「虹の彼女」「霧の中の人々」後半3篇が傑作。クールで鋭利な語り口にもシビれる。
読了日:11月25日 著者:山野 浩一

■マインド・イーター[完全版] (創元SF文庫)
憎悪の集積であるマインド・イーターという害意有する鉱物に言語が宿り音楽が共鳴する。切なく哀しくおぞましくも美しく。生命について物質について宇宙について物思う。とても多義的であり神話的でもある。でもこれは(筆者曰く)旅する話なのだから儘にセンチメンタルに浸るのがいい。しかしこれが30年も前に書かれた小説だとは!復刊してくれた出版元に大感謝。
読了日:11月23日 著者:水見 稜

■高熱隧道 (新潮文庫)
圧巻。一気に読んでしまった。人間の情熱だとかプライドだとかえげつなさとか執念だとかいった感情を孕ませながら自然の驚異にも抗っていく様は壮絶。大きな犠牲の上で文明ってもんは胡座をかいているってこと。忘れないこと。
読了日:11月19日 著者:吉村 昭

■グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
千年ものあいだ内包され目を背けてきた絶望が一夜にして露呈、そして秩序とアイデンティティの崩壊。その苦痛は純粋ゆえだから、グロテスクな描写も繊細だからとても美しく思えて・・。かなり好きです。
読了日:11月16日 著者:飛 浩隆

■コーネルの箱
読了日:11月15日 著者:チャールズ シミック

■葉書でドナルド・エヴァンズに
【再読】小さな矩形に世界の果てを描いた画家と、彼の軌跡をたどる詩人の気取りなく滑らかに深々と語りかける言葉のハーモニー。印刷された文字に、そして余白にも世界が広がる。空気が流れる。書物がモノであることに意義があるということ。
読了日:11月12日 著者:平出 隆

■夕映え天使 (新潮文庫)
読了日:11月09日 著者:浅田次郎

■九月が永遠に続けば
読了日:11月05日 著者:沼田 まほかる

■向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
読了日:11月02日 著者:道尾 秀介

■屋上がえり (ちくま文庫)
好みの文体ではあるんだけど・・無理に屋上の縛りがなくてもよかったかな。途中で飽きた。主に東京の屋上からの風景なんてどれも似たりよったりだよな。しかしいつでもビールぐびぐび飲む作者に親近感。
読了日:11月01日 著者:石田 千

■狂人日記 (講談社文芸文庫)
所詮孤独であることを認めつつ繋がりを求める切なさが一層孤独を深める。そのことが狂気に至らしめるとするならば自分も狂人予備軍であろう。そしてその葛藤が生きていくということなんだろう。逃げられない。
読了日:10月28日 著者:色川 武大

■ラッシュライフ (新潮文庫)
読了日:10月25日 著者:伊坂 幸太郎

■ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
読了日:10月21日 著者:三上 延

■私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)
読了日:10月19日 著者:原 りょう

■テースト・オブ・苦虫〈4〉 (中公文庫)
読了日:10月14日 著者:町田 康

■暗い鏡の中に (創元推理文庫)
読了日:10月08日 著者:ヘレン・マクロイ

■モンティニーの狼男爵 (光文社文庫)
読了日:10月01日 著者:佐藤 亜紀

■ニッポニアニッポン (新潮文庫)
【再読】やっぱり大江健三郎の「セブンティーン」と被る。こういったルサンチマン物の定石で偏執さゆえの人格描写がコミカル。そのうえこちらの主人公はなんとも軟弱でそこにアベカズの愛を感じたりする。ボヘミアンラプソディの挿入もアホらしいほど仰々しくてその按配が実に面白い。本当にこの人好きです。
読了日:09月24日 著者:阿部 和重

■虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
くそったれな管理社会に警鐘を鳴らす暗黒のディストピア小説。現実の世界でのリアリティの喪失、避けられない近未来の姿なのだろうか。管理された体や心(も器官のうち?)や健康なんていらない。痛みを感じながら生きていくんだ。こんな虚しい世界の終わりなんて絶対イヤ。しかしこれは傑作。
読了日:09月20日 著者:伊藤 計劃

■ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
なんて感情を排除した文体なんだろ?と思いながら読みつつも感情を揺さぶられた理由、作者のトリックにまんまと嵌ってたわけ。静かに怜悧なロジックのもと醸造されるエモーション。それはあまりにも切なく痛みを伴うものだけど私が私であることやめられない。
読了日:09月12日 著者:伊藤 計劃

■きのうの世界(下) (講談社文庫)
うーむ。不穏な空気感でぞわぞわと読み手の高揚を募らせる相変わらずの恩田節。そしてラストの消化不良も相変わらずで。それもひっくるめての恩田陸なのだなぁ・・と変に納得してみたり~
読了日:09月09日 著者:恩田 陸

■きのうの世界(上) (講談社文庫)
読了日:09月07日 著者:恩田 陸

■神様 (中公文庫)
読了日:09月02日 著者:川上 弘美

■八日目の蝉 (中公文庫)
読了日:08月30日 著者:角田 光代

■鹿男あをによし (幻冬舎文庫)
読了日:08月22日 著者:万城目 学

■悲しみよこんにちは (新潮文庫)
読了日:08月13日 著者:フランソワーズ サガン,朝吹 登水子,Francoise Sagan

■インディヴィジュアル・プロジェクション (新潮文庫)
読了日:08月10日 著者:阿部 和重

■不安な童話 (新潮文庫)
読了日:08月04日 著者:恩田 陸

■生贄のジレンマ〈下〉 (メディアワークス文庫)
読了日:08月01日 著者:土橋 真二郎

■生贄のジレンマ〈中〉 (メディアワークス文庫)
読了日:07月31日 著者:土橋 真二郎

■生贄のジレンマ〈上〉 (メディアワークス文庫)
借り本。この様子で→中→下と続くのか。と思うとちょっとうんざりかも。
読了日:07月30日 著者:土橋 真二郎

■オレたちバブル入行組 (文春文庫)
借り本。
読了日:07月25日 著者:池井戸 潤

■フィッシュストーリー (新潮文庫)
借り本。
読了日:07月23日 著者:伊坂 幸太郎

■チョコレートコスモス (角川文庫)
恩田さんはなんだか変わられてしまいましたね。物語の奥行きがなくなってしまったような。筆力に優れた方なので面白く読み進めることはできるのですが‥。なんとなく残念です。
読了日:07月16日 著者:恩田 陸

■反逆する風景 (講談社文庫)
『もの食う人びと』裏バージョン。「風景」に解釈など必要ない。そこにあるままそれ以上でもそれ以下にもあらず。ジャーナリズムのこじつけに惑わされるな。
読了日:07月11日 著者:辺見 庸

■わくらば日記 (角川文庫)
古き良き時代の東京下町ノスタルジーは好物なのでその設定だけで満足。姉妹が本当に可愛らしくて、周りの大人達は厳しくも愛情に溢れています。「流星のまたたき」は哀しくもステキな初恋物語。続編が気になります。
読了日:07月06日 著者:朱川 湊人

■砂漠 (新潮文庫)
愉快爽快痛快。あの歌は「白い暴動」ですね。ムフフ・・です。ちなみに自分は近視眼型です。いっちょ砂漠に雪でも降らせてみせますか。なんてね。
読了日:06月30日 著者:伊坂 幸太郎

■きつねのはなし (新潮文庫)
森見氏のいつもの設定には飽きていたのでこれはイレギュラーで楽しめた。魑魅魍魎の気配漂う異界感、湖水の中をたゆたう気怠く妖しい浮遊感。
読了日:06月25日 著者:森見 登美彦

■古道具 中野商店 (新潮文庫)
迂闊にもハートフルな恋愛小説に胸きゅんとしてしまった。不器用でゆるくて、でも凛とした佇まいの登場人物たちがみんな愛おしい。登場人物全員に共感してしまうってかなり珍しいこと。
読了日:06月20日 著者:川上 弘美

■雨・赤毛 (新潮文庫―モーム短篇集)
南洋の島のジメジメした雨の描写と人間の心理描写のシンクロが見事。鬱屈とした不快感が読み手にまで感染したほど。しかしサスペンスタッチのストーリーテリングの出来映えもあり大いに楽しめた。
読了日:06月17日 著者:サマセット・モーム

■真鶴 (文春文庫)
初・川上弘美。兎に角すげー小説。にじんだりとけたりみなぎったり。濃厚な空気があちらとこちらの境界をぼやかし彷徨う。行き場のない情愛なんだもの、しょうがないな。そんな諦念感をすんなり受け止める。苦しくて切ないんだけど、なぜかしら清々しい読後感。
読了日:06月11日 著者:川上 弘美

■サキ短編集 (新潮文庫)
シニカルでハイセンス。こういうのを常に読んでるのがいい女なんだろうな。でも私はもっとドロドロした情念的なものが好きなんだぜ。
読了日:06月09日 著者:サキ

■荒地の恋 (文春文庫)
私の好きな詩人2人に三角関係の確執があるとは知らなかった。知らないで詩だけ読んでいた方が良かったかも。これが全て事実なら人間的に稚拙ですよ。にしてもねじめさんは何故ここまで北村太郎のことを知っているのだろう?
読了日:06月03日 著者:ねじめ 正一

■マリー・アントワネット 下 (角川文庫)
フランス革命における人間心理の描写が秀逸。徐々に理念を失い残虐なバケモノと化していく革命に反し、人間として王女としての尊厳を身につけていくアントワネット。フェルゼンの揺らぎなく深い愛情に支えられ、断頭台までその気高さを貫いた意志の強さに感動せずにはいられない。アントワネットへの印象が一変した一冊となった。
読了日:05月29日 著者:シュテファン ツヴァイク

■マリー・アントワネット 上 (角川文庫)
面白いです。しかしどーしようもない女性ですな。そして欠点だらけの人間の方が魅力的だったりするわけで。上巻はバスティーユ陥落まで。下巻は一気に悲劇へと転じるでしょう。楽しみです。
読了日:05月21日 著者:シュテファン ツヴァイク

■猫の客 (河出文庫 ひ 7-1)
詩人の書く私小説。なんと日本語の美しいことよ。過ぎし日の郷愁が静かに優しく穏やかな目線で語られ清らかな風となって通り過ぎる。大好きです。
読了日:05月13日 著者:平出 隆

■書店はタイムマシーン (桜庭一樹読書日記) (創元ライブラリ)
待ってました文庫版! 桜庭一樹はホントにかわいらしいし、K島さんはやっぱりステキ。本を愛する人たちの奇人ぶりも楽しい。私もいっぱい本を読もう!と食指が伸びる美味しい本でした〜。
読了日:05月09日 著者:桜庭 一樹

■日本脱出記 (ペーパーバック版)
破天荒で大らかな大杉の人柄がなんとも愉快痛快。当時のフランスのまーいい加減で猥雑な描写も面白い。ボルシェヴィキの実体を語り、大杉らアナーキストが共産主義と袂を分かつ推移や考察が興味深い。
読了日:05月09日 著者:大杉 栄 〈おおすぎ・さかえ〉,大杉 豊 〈おおすぎ・ゆたか〉

■少年トレチア (集英社文庫)
なんとも不安定な心地で読了。ザワザワと胸が騒ぐのにその核心をつかめないもどかしさ。いくつものエピソードと主題、緻密な構成がうまく頭の中で絡まってこない。ただ漠然とした恐ろしさだけが残る。
読了日:05月04日 著者:津原 泰水

■もの食う人びと (角川文庫)
【再読】今この時期だからこそ読み返そうと思った。事故後8年目に訪れたチェルノブイリのルポ「禁断の森」に震えた。飽食の時代と言われた当時の日本だが、もはや以前のように安心して食べ物を口にすることはないだろう・・。
読了日:04月30日 著者:辺見 庸

■シジフォスの笑い―アンセルム・キーファーの芸術
【再読】「20世紀ほど人間が深い傷を受けた時代はなかった」キーファーの芸術を読み解くことは、歴史を見つめ絶望を認識すること。そこから飛翔する夢が始まる。まるでパズルのピースのようにぴったりはまる多木浩二氏の考察に感服。ご冥福をお祈りします。
読了日:04月25日 著者:多木 浩二

■暗黒のメルヘン (河出文庫)
泉鏡花、坂口安吾、石川淳、江戸川乱歩、夢野久作、小栗虫太郎、大坪砂男、日影丈吉、埴谷雄高、島尾敏雄、安部公房、三島由紀夫、椿実、澁澤龍彦、倉橋由美子、山本修雄。 なるほど納得の澁澤セレクトですね。 倉橋由美子目当てでしたが島尾敏雄「摩天楼」の迷宮とパースペクティブの交錯感にやられました。いずれにせよどれも眩暈を起こす作品群です。
読了日:04月18日 著者:澁澤 龍彦

■日野啓三自選エッセイ集 魂の光景
サブタイトルの「魂の光景」が見事当てはまる自選エッセイ集。虚無の中に充足を見る。物は物でしかない概念が実と無との重力の均衡を生み出す。それは生と死も同様。冷え冷えと美しく深い光景。
読了日:04月11日 著者:日野 啓三

■富士日記〈上〉 (中公文庫)
【再読】枕頭の書ともいいましょうか。瑞々しく素直な文章に心安らぎます。百合子さんの大ミーハーです。
読了日:03月29日 著者:武田 百合子

■夢の島 (講談社文芸文庫)
【再読】毎日TVが映し出す惨状を目にしてたら無性に日野啓三を読みたくなった。昔、今は亡き13号埋立地を時折訪れた。その理由がこの小説にある。廃棄物でできた土地にも生命は芽生える。無機質な光景にも魂が宿る。心象風景と現実風景を合致させてくれた稀有な小説。傑作。
読了日:03月21日 著者:日野 啓三

■スティル・ライフ (中公文庫)
【再読】作者の人間と世界に対する優しさと愛情を静かに強く感じた。それが景色の描写にも表れていた。目の前に浮かんだ静謐な景色に泣きたくなった。
読了日:03月20日 著者:池澤 夏樹

■小川未明童話集 (新潮文庫)
美しくて悲しい。澄んだ冬の夜空のような童話集。
読了日:03月14日 著者:小川 未明

■灯台へ (岩波文庫)
移ろう意識の流れが鎮魂歌のように響いてくる。リリーが最後に万感の思いを込めて描いた一本の線のように私も躊躇いのない一本の線を描けるようになりたい。なんとも透明で美しい喪失感を伴う小説でした。
読了日:03月08日 著者:ヴァージニア ウルフ

■私の美の世界 (新潮文庫)
【再読】森茉莉さまのようなおばあちゃんに私はなりたい。
読了日:03月02日 著者:森 茉莉

■絶望の精神史 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)
自分が日本に生まれ日本で育った日本人であること、この国が抱える絶望から目を背けぬこと。あからさまにも無様な体をさらし在らしめたこの詩人の絶望の精神を日本人として私は受け継いでいきたい。
読了日:02月22日 著者:金子 光晴,伊藤 信吉

■犬身 下 (朝日文庫)
ストーリーに起伏があるのでそれなりに面白かったです。しかし、登場人物の精神に全く共感できないし理解もできませんでした。ちなみに私は犬好きです。
読了日:02月17日 著者:松浦 理英子

■犬身 上 (朝日文庫)
面白いといえば面白いのだけど・・・。下巻にいきます。
読了日:02月13日 著者:松浦 理英子

■ヤノマミ
善とか悪とかモラルとか‥超えている。生と死の臨界で赴くままの本能の上に成り立つ秩序。無垢であるがゆえに畏怖の念を抱く。
読了日:02月08日 著者:国分 拓

■西ひがし (中公文庫)
金子光晴の自伝三部作の完結作。危険なほど感化されてしまいそう。この3冊と詩集を鞄に入れて明日をもしれぬ旅に出たくなってしまう。それって日常を捨てるってことなんだけど。デカダンスとレジスタンスの魅惑。ああ危険だ。
読了日:02月03日 著者:金子 光晴

■枯木灘 (河出文庫 102A)
【再読】うんざりするほど息苦しい。閉塞的な土地に幾重にも絡まる血縁と性。逃れられない。身体全体で息をして足掻いて、生死が鬩ぎあう。最高傑作に間違いないのだけど、生きていくことの苦しさと屈辱の知らしめがあまりに辛い。肉体労働の描写の美しさ。これこそが物語の真髄と思う。
読了日:01月29日 著者:中上 健次

■挾み撃ち (講談社文芸文庫)
【再読】初読よりずっと楽しめた。“とつぜん”に襲われてひとりつっこみながら外套探し、過去現在、御茶の水〜埼玉〜上野界隈を彷徨うだけの話。が、その筆致がやたら面白い。脱線につぐ脱線、結局外套もうっちゃって記憶も自己存在もうっちゃって完結なしに元の地点に戻った時「挾み撃ち」のタイトルが見事に嵌る。全ての存在を曖昧に仕立てた上での実存小説。
読了日:01月24日 著者:後藤 明生

■ねむれ巴里 (中公文庫)
これは鎮魂歌ですね。巴里の地に散った同胞たちへの。明日をも知れぬ生き死にの境界を彷徨いながら、どんな阿漕な仕事に手を染めようと、詩人の魂だけは安売りしない。這い上がれる当てもないどん底の中、無意識にもその聖域だけは守っていたように思えるのです。
読了日:01月22日 著者:金子 光晴

■どくろ杯 (中公文庫)
感想など書けないほど中毒です。併せて詩集を読むと殊更深く嵌ります。沈殿します。そう、どん底で澱んでいるのに純粋なのですよね。絶望と向き合い足掻くことを諦めない詩人の魂が身に沁みます。
読了日:01月15日 著者:金子 光晴

■夜の果てへの旅〈下〉 (中公文庫)
【再読】深い、奥底まで沈みこむほどに深い読書だった。時間つぶしのカフェで読み終えて、全然戻ってこれなくて暫くボーッとして約束の時間を遅れてしまったほど。どうしようもなく絶望なのになぜだろう、生きる力がわいてくる。何度も読み返したい。
読了日:01月07日 著者:セリーヌ

■夜の果てへの旅〈上〉 (中公文庫)
【再読】どこまでも下降する。どん底まで? 本心だけで生きるってそういうこと。汚くて嫌らしくて‥人間の醜さを暴いてくるのだから。灼熱の太陽だって真っ黒に映る。その光景こそが生きてることの実感。
読了日:01月01日 著者:セリーヌ


読書メーター

by twinklelittlebat | 2012-01-04 14:30 | magazine & book | Trackback | Comments(4)

『マッピー』用ボーダー

2011年shin的ベストアルバム

元日に酔っぱらた勢いでtwitterに昨年リリースしたアルバムのベスト5なんてのをつぶやいたのですね。
せっかくなのでこちらにも転載します。
わたし20枚位しか聴いてないんですけどね。
でも少数精鋭?選りすぐりですよ。


5位 Demolished Thoughts / Thurston Moore



4位 Don't Say We Didn't Warn You / Does It Offend You,Yeah?



3位 Skying / The Horrors



2位 Tao of the Dead / ...and You Will Know Us by the Trail of Dead



1位 50 Words for Snow / Kate Bush



以上。

あっ、それとついでだから昨年行ったライブを列記しときます。

2011.02.27 I'LL BE YOUR MIRROR @ 新木場STADIO COAST
(BOREDOMS → 灰野敬二 → envy → FUCK BUTTONS → DIRTY THREE → GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR)

2011.04.01 FRICTION @ SHIBUYA CLUB QUATTRO

2011.07.18 Manic Street Preachers @ 新宿BLAZE

2011.08.06 LIQUIDROOM 7th ANNIVERSARY presents “UNDER THE INFLUENCE” @ LIQUIDROOM
(にせんねんもんだい → MO’SOME TONEBENDER → envy → FRICTION)

2011.08.14 SUMMER SONIC 2011 @ 東京会場
(the telephones → YELLE 前半分 →DEERHUNTER 後半分 → 腹ごしらえ(釜揚げしらす丼・串に刺さったソーセージ) → THE POP GROUP → BOW WOW WOW 前半分 → ジョンスペ 後半分 → P.i.L)

2011.12.12 プノンペンモデル(ゲスト:戸川純) @ 新宿LOFT

以上。
こんなもんだっけな?
なんか抜けてるかな?

by twinklelittlebat | 2012-01-03 13:53 | music | Trackback | Comments(0)

『マッピー』用ボーダー

a happy new year 2012

あけましておめでとうございます。
怠りがちなブログでございますが、今年もよろしくお願いいたします。

本日、2012年の元日にそれは素晴らしい贈り物が届きました。


エドヴァルド・ムンクの絵画を背景にした4人の天使。
マニックスのMotorcycle Empitinessのピクチャーレコードです。
マニックス愛で知り合った友がマンチェスターのレコード屋から私のために連れて帰って来てくれました。

マニックス登場時、私は妊娠と子育ての最中でてんやわんやの毎日。
現在のようにネットで簡単に情報収集もままならぬ時代(ていうか我が家にPCがなかった)、ブランキーと一部のアメリカンハードコアを追いかけるのがせいぜい、UKはレディへを唯一聴いていましたが所謂ブリットポップには食指が動かず、マニックスはそれと一緒くたにしてしまい完全スルーしてしまいました。

ずーっと後になって、SATTの時に漸く目覚めるのです。
マニックスとの出会いは目からウロコでした。

ローティーンの頃からずっとパンクが好きで、自分の中だけのパンクってのが確実に形成されてずっとそれだけに拘ってきました。
その拘りをそのままに体現していたのがマニックスでした。
その後はあれよあれよという間にのめり込み、過去のマニックスを遡っていくのですが‥。
それと同時に、リッチーのいた頃を知らない事実というコンプレックスを抱えるようになります。

これはちょうどその頃知り合った友人からの贈り物です。
そんな私にデビュー時からのファンの彼女は「本当に大事なものは時を関係なくいつになろうとちゃんと巡り会えるから。それでいいんだよ」と言ってくれました。

CDでは何度も何度も聴いたはずのMotorcycle Empitiness、今日届いたレコードで改めて聴くこの曲は私の知らなかった時のマニックスとの時間の溝を埋めてくれるかのようになにもかもが新鮮に温かく、我が家のプレイヤーから流れてきました。



私はこの寂しげな眸をした純粋な青年を知らない。
おそらくこれからも彼と会うことはほぼ100%ないでしょう。
そんな私ですらも、マニックスのコアはこの青年の魂にあることを信じてしまうのです。
だからマニックスは続きます。ずっとずっと。

4 ever



B面はbored out of my mindとアリス・クーパーのunder my wheels。
アリス・クーパーってのがなんともマニックスらしくて誇らしいです。



おっマニックスで拾えたのでぜひ聴いてみてくださいまし。
クソかっこいいです!


余談ですが、最初このレコード聴く時奮え過ぎてつい33回転で聴いてぶっこきましたわ。しっぱい。
レコードの45rpmはCDで聴くのとは全くベツモノ奥深いです。
Vinyl Junkie 気をつけねば。
こりゃ底なし沼ですものね。

by twinklelittlebat | 2012-01-01 20:17 | music | Trackback | Comments(8)

『マッピー』用ボーダー